認知行動療法

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行動論・認知論に基づく心理療法として、認知行動療法(Cognitive Behaviour Therapy)が知られる.行動科学的知見に基礎を置く心理的介入技法を含むのが認知行動療法である.精神科だけでなく、生活習慣や痛みなどの問題に関わる医療全般、企業団体での精神衛生管理、福祉や学校・教育、療育、司法・犯罪、健康管理やストレス・マネジメントに普及している.生活の質の低下をまねくあらゆる問題について、専門家が心理社会的介入戦略を立てるうえでの第一選択肢とされている.

認知行動療法の起源は1950年代に学習理論の応用として誕生した行動療法にある.初期の行動療法は主に、望ましくない習慣行動の変容と望ましい習慣行動の形成をバラス・スキナー(Burrhus F. Skinner)の体系を基礎に進める応用行動分析と、ある中性刺激に条件付けられた不適切な情動の変容を目的とした介入という二本立てで構成される.当時から絶対的な創始者はおらず、科学性、プラグマティズムを重視する多くの研究家」や臨床家が改訂を進めてきた.1960年から70年代にかけてクライエントの情報処理(認知)への焦点づけ、その変容を積極的に進める心理療法アプローチが開発された.これ以降、認知行動療法として統合され、出来事の受け止めや情報処理、評価におけるバイアスにまで変容介入の対象が広がることとなった.

代表的な認知行動療法に、論理情動行動療法、弁証法的行動療法、アクセプタンス・コミットメント・セラピー、機能分析心理療法、マインドフルネス認知療法、コンパッション・フォーカスド・セラピーがある.

Cognitive Behaviour Therapy.

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投稿者:

吾郎

2020年6月にブログ開設.生き延びるための様々な問題を精神病理学に基づいて取り扱っています!ぜひぜひ気軽に遊びに来て下さいね.Our articles include essay, translation, study about literature, psychiatry(psychopathology), humanities.