ヘーゲル

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 ゲオルグ・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル.ドイツの哲学者.シュトットガルトのプロテスタントの家庭に生まれた.大学で神学・哲学を学び、ヘルダーリン、シェリングらと交わった.在学中ギリシア文化・カントの哲学、さらにおりからおおったフランス革命に多大な影響を受けた.卒業後、ベルン・フランクフルトで家庭教師をしていたがシェリングが教授をしていたイエナ大学講師となり哲学者として出発した.最初はシェリングに同調してカント・フィヒテらを批判する論文を公表したが、次第に独自の立場を確立し、「精神現象学」ではシェリングを厳しく批判、両者の友情は途絶えた.ニュルンベルクのギムナジウム校長となり、結婚、幸福な家庭生活と二人の優秀な子供に恵まれた.ハイデルベルク大学教授を経てベルリン大学にフィヒテの後任教授として招かれ、多くの青年たちの心をとらえてヘーゲル学派の形成した.彼の哲学は徹底した客観的観念論で、世界は絶対精神の弁証法的自己展開の場であるとし、自己と対立するものとの矛盾を内包しつつ運動・生成し、この自己矛盾を止揚していっそう高い段階にいたって生成は安定すると説いた.また市民社会の本質は欲望実現の経済社会の体系にあるとされ、そこからくる必然的矛盾は人倫組織としての国家によって解決されるべきものとした.市民社会に必然的な矛盾が高い段秋で統一・解決された近代国家において精神の完成形態が実現されるが、世界史は自由が実現される過程であって、現実のプロイセン国家体制を容認した.ヘーゲル学派右派は国家論としてのプロイセン御用哲学化、左派はフォイエルバッハ・マルクスらによって受け継がれて唯物弁証法の母胎となった.「大論理学」「エンチクロペディ」「法の哲学」「精神現象学」「歴史哲学講義」など.Georg Wilhelm Friedrich Hegel

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投稿者:

吾郎

2020年6月にブログ開設.生き延びるための様々な問題を精神病理学に基づいて取り扱っています!ぜひぜひ気軽に遊びに来て下さいね.Our articles include essay, translation, study about literature, psychiatry(psychopathology), humanities.