ヒステリー

 自分を実際以上に見せかけるような、いわゆるヒステリー性格を基盤にして生じる心因反応ないし神経症.心的葛藤が心的症状に転換される転換ヒステリーと意識の一部が解離し人格の統一が失われる解離ヒステリーがあり、現代の診断体系では前者を身体表現性障碍、後者を解離性障碍に分けている.ヒステリーと子宮の関係は古代エジプトにまでさかのぼり、すでに4000年前のパピルスには支給が周囲の臓器を圧迫したために起こしたとの記載がある.ガレノスは感情の子宮病的状態とみなした.身体症状には脱力、麻痺、後弓反張、失立失歩、失声、けいれん、感覚鈍麻、疼痛、圧痛、乳房痛、卵巣痛、心窩部違和感、視野狭窄、呼吸困難.嘔吐、発熱などの自律神経系障碍がある.精神症状には健忘、遁走、もうろう状態、混迷、ガンザー症候群、多重人格などが知られる.

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