カント

 イマヌエル・カント.ドイツの哲学者.ケーニヒスベルクで皮具工の子に生まれる.ケーニヒスベルク大学を卒業後、九年間の家庭教師ののち、同大学講師を経て同教授となり、終生この地位にあった.ライプニッツ・ニュートン・ルソーらの影響を受け、とくにニュートン物理学に影響されてラプラスに先立って「星雲説」を発表、哲学では合理論と経験論を総合した「批判哲学」を確立した.「純粋理性批判」では先天的総合判断の可能性について、我々の認識の範囲は現象であって、「物自体」には及ばないとして、数学・自然科学の客観性の領域を定めた.「実践理性批判」では認識能力が及ばない自由・霊魂不滅・神の存在などの諸観念を実践的に証明するものが実践理性、つまり意志力であるとした.「判断力批判」では自然と道徳は別個のものであるが、この両者を結合するものが「美」と「合目的性」であって、その能力が反省的判断力とした.国家論においては共和主義的な法治国家と世界市民主義を説き、「永遠平和のために」でのちの「国際連盟機構」につながる考えを述べた.Immanuel Kant

« Back to Glossary Index

コメントを残す