過重労働

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長時間労働や仕事のストレスなどの過重労働により、脳・心臓疾患を発症し、労災が請求される事案において、厚生労働省は、「脳血管疾患および虚血性心疾患等の認定基準について」という通達を1995年に出した.認定要件となる業務による明らかな過重負荷には、異常な出来事による著しい精神的・身体的負荷、短期間の荷重業務、長期間の荷重業務があるとされている.特に長期間の荷重業務の判断については、発症前1ヶ月間におおむね100時間、または発症2ヶ月ないし6ヶ月間にわたって、1ヶ月あたりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いと評価できるとされる.厚労省は「過重労働による健康障害防止のための総合対策」を策定し、時間外・休日労働の削減、年次休暇の取得促進、労働者の健康管理に関わる措置の徹底などを推進している.特に、労働者の健康管理に関わる措置のひとつとして、安衛法66条8において、長時間労働者に対する面接指導が義務付けられた.月100時間超の時間外・休日労働を行い、疲労の蓄積が認められる労働者で、本人が申し出た場合、事業者は医師の面接指導を行わなければならない.その後、事業者は医師から就業上の措置に関する意見を聴取し、必要に応じて、就業上の措置を講じる.Overwork.

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投稿者:

吾郎

2020年6月にブログ開設.生き延びるための様々な問題を精神病理学に基づいて取り扱っています!ぜひぜひ気軽に遊びに来て下さいね.Our articles include essay, translation, study about literature, psychiatry(psychopathology), humanities.