生活技能訓練

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SST、社会技能訓練、ソーシャル・スキル・トレーニングともよばれる.臨床心理学のなかでは行動療法や認知行動療法の一技法とされる.社会生活に必要な技能を身につけていくための支援を幅広く提供するものである.介入や支援の目標や方向性を示す概念であり、目標のために必要な様々な方法を一括にして、パッケージ化して考える方法ともいえる.

SSTはクライエントの社会生活のなかで必要な力量を高め、さまざまな状況にうまく対処できるようになることを目指す支援である.統合失調症の患者支援を中心にして普及してきているが、近年では高機能自閉症やアスペルガー障碍、注意欠陥多動性障碍などを抱える発達障碍へのSSTも活発になっている.

SSTの基礎理論には、認知行動療法がある.ソーシャル・スキルには状況を認識し、ジュイ分がどう振る舞うかを考える「認知」の部分と、実際に決定した行為を認識し、遂行する「行為」の側面がある.問題に対処するバリエーションを増やすためには、目標や対処案が多く考慮され、どの対処が最も効率的かを絞っていく認定的側面も重要である.

SSTは個別に行われる場合と、グループで行われる場合があるが、後者が多く、グループ・ワークとして行われている.その場合、実際には取り上げられたテーマについて各参加者が意見を出し合ったり、ロールプレイをしながら進めていくことが多い.同じ立場の参加者同士での意見を出し合うことがお互いに励みになることもあり、こうしたエンパワーメントの効果も重要と言える.Social Skill Training.

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投稿者:

吾郎

2020年6月にブログ開設.生き延びるための様々な問題を精神病理学に基づいて取り扱っています!ぜひぜひ気軽に遊びに来て下さいね.Our articles include essay, translation, study about literature, psychiatry(psychopathology), humanities.