ストレスチェック

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2014年に安衛法が改正され、安衛法第66条の10第1項において、事業者は、労働者に対し、厚労省で定めるところにより、心理的な負担の程度を把握するための検査を行わなければならない.これがストレスチェック実施の義務化である.

ストレスチェックの目的は、労働者自身のストレスへの気付きや対処の支援によるメンタルヘルス不調の一次予防(未然防止)である.さらに、そのなかでストレスの高いものを早期に発見し、医師による面接指導につなげることも目的としている.面接指導には二次予防的な側面も含まれる.ストレスチェックは、常時50人以上の労働者を使用する事業場で1年ごとに1回の頻度で行うことが義務付けられている(50人未満は努力義務).2018年現在、実施者は医師、保健師、歯科医師、看護師、精神保健福祉士もしくは公認心理師である.検査には、職場における心理的な負担の原因、心身の自覚症状、他の労働者による支援に関する項目を含むこととされ、標準的には国の示す「職業性ストレス簡易調査票」の使用が望ましい.ストレスチェックは大まかに「実施前の準備」、「ストレスチェック実施」、「面接指導」、「集団分析」の4つに分かれる.集団分析は努力義務である.

ストレスチェックで高ストレスと選定された労働者が希望した場合、事業者は医師による面接指導を行わなければならない.その後、事業者は医師から就業上の措置に関する意見を聴取し、必要に応じて、就業上の措置を講じる.事業者は労働者の検査結果の不正入手、結果に基づく不利益な取り扱いを禁じられている.

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投稿者:

吾郎

2020年6月にブログ開設.生き延びるための様々な問題を精神病理学に基づいて取り扱っています!ぜひぜひ気軽に遊びに来て下さいね.Our articles include essay, translation, study about literature, psychiatry(psychopathology), humanities.